札幌市西区の八軒エリアは北側に下手稲通、南側にJR函館本線、東側は環状通、西側は琴似発寒川に囲まれた東西に長いエリアです。下手稲通沿いにはスーパーマーケットやドラッグストアなどがあり、JR札沼線(学園都市線)の八軒駅周辺は一戸建て住宅や集合住宅が立地しており閑静な住宅街となっています。
八軒エリアはJR函館本線の琴似駅、JR札沼線(学園都市線)の八軒駅の2駅が利用でき、琴似駅から札幌駅の所要時間は約6分、八軒駅から札幌駅の所要時間は約8分で結ばれており利便性の高いエリアです。また、幹線道路の宮の森北24条通、琴似栄町通、下手稲通が通っています。
八軒の名前の由来は明治4年新潟県からの入植者によって約50戸の辛未一ノ(しんびいちの)村が開拓されました。その後村が移転、分散し8戸が八軒に移ったことが始まりです。明治8年ごろには八軒一帯は農地として開拓が進みました。大部分の人たちが専業農家でしたが、中には小口耕作者や、炭焼きなどの副業を行っている人たちもいました。大正14年には北海道農事試験場(後に農業試験場と改称される)が八軒の琴似発寒川沿いに設置されましたがその後試験場は移転し、跡地は農試公園となっています。
農試公園には令和5年4月にリニューアルした遊具広場、交通ルールが学べる交通コーナー、木工作を楽しむことができるトンカチ広場、クジラの親子が目印の水遊びができるちゃぷちゃぷ広場などがあります。他にも八軒さつき公園、八軒東公園、八軒西公園、八軒中央公園、八軒北っこ公園など多くの公園があり緑も多いエリアです。